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5,000以上の住宅ローンからどれを選べば良いのでしょうか?
お客様が損する住宅ローンの組み方とは、もちろん、お客様が利息をたくさん支払う住宅ローンです。これは一般的に3年~5年などの短期固定金利などを指します。金融についてあまり知らないお客様は、ほとんどのかたがこのいずれかの商品に興味を示します。住宅ローンを1件獲得すると年収の5~6人分を銀行が儲かることになります。
お客様が得するローンは、利息をなるべく少なくする住宅ローン、つまりフレキシブルに金利の変更が可能な商品です。100年に1度の大不況といわれている昨今。そのため低い金利で推移していますが、これがいつまで続くかは誰にもわかりません。このような時代に住宅ローンを組むのであれば、今後の金利高騰を考慮し、低金利時に有効な長期固定金利のローンの方が消費者にとって安心・安全といえます。必ずしも銀行や住宅メーカーが推奨する住宅ローンが最適とは限りません。
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人生で一番大きな買物とは?
一般的に人生で一番大きな買い物とは?と尋ねれば、ほとんどの方が住宅と答えます。しかし、厳密にいえば住宅ではなく、住宅ローンなのです。例えば、2,500万円の住宅を購入したとします。多くの方はほとんど必ず住宅ローンを利用します。住宅を住宅ローンで購入するということは、2,500万円の住宅を3,000万円で手に入れるのか、4,000万円で手に入れるのか、1億円以上で手に入れるのか。この実際の住宅価格との価格差は住宅ローンの選択の差に他なりません。もちろん、住宅価格と住宅ローンの差が少ない方が消費者にとって断然お得です。
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金利1%で、なんと730万円の差 !!
住宅を購入しようとする決め手は、ほとんどの場合「家がほしい」という欲求よりも、「住宅ローンを支払っていける見込みがある」という意思によります。そのために、理想の住宅像があっても少なくとも妥協が出てくるのが現実です。
しかし、資金計画の知識がしっかりと身につけば、妥協することなく、思い通りのプランを実現できます。例えば、3,000万円の住宅を購入するのに、金利3.0%で組むのと、4.0%で組むのとでは、たった1.0%の差しか有りませんが、35年返済でその差を比較すると、なんと730万円もの差が出てくるのです!資金計画をしっかりしておけば、その浮いたお金を有意義に活用できるはずです。住宅ローンの選択は非常に重要であることはおわかりいただけると思います。
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「家賃」と「住宅ローン」は比較の対象ではない
家賃の決定要因は、需要と供給です。借りたい人が増えれば家賃は上がり、いなければ埋めるために下がります。ほとんどの場合金利の影響はうけません。
しかし、住宅ローンは最も金利の影響を受けます。例えば7万円で返済を始めた場合、当初元金が2万円で5万円が利息であるとします。住宅ローンの種類によっては、返済途中で金利が上がった場合、2万円だったはずの元金が1万円減り、5万円だったはずの利息が6万円の利息に増えるということも現実にあり得ます。これだと当初組んだ住宅ローンよりも返済が増えてしまう計算になります。このように、今支払っている家賃と同額で住宅ローンを組むのとでは、リスクが大きいということです。
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マイホーム購入の際の注意点
住宅を購入するに際して、家計の見直しも重要です。実はマイホームの次にお金を使うものとして生命保険があげられます。自身の家庭にあった保険に加入しているかも重要です。根拠のある保障額の設定で1ヶ月の支出を少しでも抑えて住宅ローンを少しでも早く返済することも可能です。
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生命保険のかけ過ぎ、かけまちがい
実は、生命保険を正しくかけている方はほとんどいません。一世帯あたりの生命保険料は平均で月額58,860円にもなります。おおむね家族4~5人です。年間にすると生命保険だけで70万円以上支払っていることになります。それを理解せずに保険に加入されている方がほとんどです。月々いくらしか住宅ローンを払えないという固定観念を捨てて、しっかりと保険を見直すことで金額を捻出できる可能性があります。